相馬地方の方言集 は行

            

「は」

語句

品詞 意味 用例 備考
はぁ 副詞・接尾語 もはや。すでに。 「仕事終わったどはぁ。」
訳:「もう仕事終わったよ。」
 
はいぐ 副詞 早く。   同意語:「へぐ
はえぼ/はいぼ 名詞(昆虫) ハエ。   同意語:「へーぼ
はかいく 動詞(五段 はかどる。物事が順調に進む。 「勉強はがいがねぇなぁ。」
訳:「勉強がはかどらないなぁ。」
発音は「はがいぐ」。
はがま 名詞 ご飯の釜。
ばかめらいっそ 慣用句 理不尽に対する腹立たしさを対象を特定せずに使う。
直訳:バカな人たち、いっその事
ばがめらいっそ豆腐の角さ頭ぶつけで死んちまえ」 発音は「ばがめらいっそ」
はぐ/はくた 名詞 余ったもの。半端なもの。    
はぐる 動詞(五段 失敗する。間違える。 「英語のテスト、いっぱいはぐった。」
訳:「英語のテスト、いっぱい間違えた。」
 
〜っぱぐる 動詞(五段 〜し損なう。〜し損じる。 「電車に乗っぱぐった。」
訳:「電車に乗り損ねた。」
 
はだいも 名詞 サトイモ。    
はだづ 動詞(五段 始める。開始する。 「早くはだで。」
訳:「早く始めなさい。」
 
はたとり 名詞(野馬追用語) 神旗争奪戦。   発音は「はだとり」
はっからはっから 擬音 「はあはあ」と息をきらせている様子。 「走ってきたっけはっからはっからしちまった。」
訳:「走ってきたら息切れしてはあはあ言ってしまった」
 
ばっけ 名詞 分家。
はっしゃ 名詞 柱。
ぱった 名詞 (遊び道具の)メンコ。 ぱったやっぺ。」
訳:「メンコで遊ぼう。」
 
ばっぱ 名詞 おばあさん。
はっぱぐ 動詞(五段 勢いよくはがす。    
はっぱる 動詞(五段 貼る。   同義語:「ねっぱす
ばっぱさみ 名詞 高枝や高いところに生る果物を鋏んで捻り切る方法。    
ばっち/ばっちこ 名詞 末っ子。 「おめぇ山田さんとごのばっちが?」
訳:「君は山田さんの家の末っ子?」
 
はなぐら 名詞 いびき。
はなど 名詞+接尾語 鼻。
はなまがり 名詞 (野菜)あさつき。
はねこんま 名詞
  1. じゃじゃ馬。
  2. じゃじゃ馬娘。
   
はねっくら/はしりっくら 名詞 徒競走。かけっこ。   「はねる速さをくらべる」が短くなったもの。
はねる 動詞(五段 走る。駆ける。 「急ぐんだがらはねで来う。」
訳:「急ぐんだから走ってきなさい。」
 
ばやいっこ 名詞+接尾語 奪い合い。取り合い。 ばやいっこしねぇで、仲良く分けろ。」
訳:「取り合いしないで仲良く分けなさい。」
 
はらくっちぇ 形容詞 満腹な様。 腹くっちぇくて、食べらんね。」
訳:「お腹いっぱいで食べられない。」
 
はらくっちぇくなる 形容詞 満腹になる。 「もぢはすぐにはらくっちぇぐなる。」
訳:「おもちはすぐに満腹になる。」
発音は「はらくっちぇぐなる」。
はらぴり 名詞 下痢。    
〜はれで 名詞+格助詞 〜のせいで。 「おめぇのはれで遅刻した。」
訳:「お前のせいで遅刻した。」
 
ばんかた 名詞 夜。 発音は「ばんかだ」。
ばんきり 副詞 いつもいつも。毎度毎度。 同意語:「まいたんび
はんきり 名詞 着物の上半分のような形をした上着。
ばんげ 名詞
  1. 夜。
  2. 夕飯。
ばんげよばっちゃ。」
訳:「夕飯をご馳走になった。」
類義語:「よっぱら
ばんこ 名詞 綿入れ半纏。どてら。
はんぴ 名詞 半日。 「今日ははんぴだげ仕事だ。」
訳:「今日は半日だけ仕事だ。」
 

一番上さ飛ぶがんな〜

「ひ」

語句

品詞 意味 用例 備考
ひこ 名詞 ひ孫。    
ひざかぶ 名詞 ひざ。ひざ小僧。   同意語:「しじゃかぶ
ひして 名詞 一日。    
ひだりこぎ 名詞 左利き。    
ひっ/びっ/ぴっ/ひん 強調の接頭語 破裂音・鼻音で始まる言葉の前につくことで語意を強調する。   破裂音・鼻音が苦手な相馬弁ならでは。
びっくる 動詞(現在形)(五段 驚く。びっくりする。    
びっくった 動詞(過去形)(五段 驚いた。びっくりした。 「いやぁ、びっくったした。」
訳:「いやぁ、びっくりしたな。」」
 
ひっけえていく 動詞(五段 (手などを)引いていく。(手などを)つないで行く。 「手ひっけえでんげ。」訳:「手をつないでいきなさい。」 発音は「ひっけえでんぐ」
びっこたっこ 名詞 (二つで対になるものが)バラバラなこと。 「ほの靴、びっこたっこだべした」
訳:「その靴、右と左が違うじゃない」
 
びったらこい 強調の接頭語+形容詞 平らな様。   同意語:「ぺったらこい
ひっぺぇる 強調の接頭語+動詞(五段 配る。   同意語:「しっぺぇる
ひとかたけ 名詞 一度の食事。一食分。    
ひとんじぇ 名詞+格助詞 一人で。 ひとんじぇ遊びさんぐ。」
訳:「一人で遊びに行く。」
 
ひなぐさい 形容詞 きな臭い。    
ひぼ 名詞 ひも。    
ひまだり/ひまだれ 名詞 時間の浪費。手間ばかりかかって物事がはかどらないこと。 ひまだりしちまった。」
訳:「手間ばかりかかってしまった。」
 
ひゃっけ(ぇ) /ひゃっこい 形容詞 冷たい。    
ひゃっこくなる 形容詞 冷たくなる。   発音は「ひゃっこぐなる」。
ひょぐる 動詞(五段 放り投げる。    
ひょーどし 名詞 俵通し。俵にサンダラボッチををつけるとき、縄でくくるのに使う縫い針の役目をする道具。    
ひょーる 動詞(下一段 反り返る。    
びれる 動詞(下一段 甘ったれる。    
びんこ 名詞+接尾語 もみ上げ。鬢。    
ひんぬく 強調の接頭語+動詞(五段 引っこ抜く。   発音は「ひんぬぐ」。
ひんのめぇ 名詞 午前中。   「昼の前」がなまったもの。
ひんむくれる 動詞(下一段 気分を害し、むくれる。   発音は「ひんむぐれる」。

一番上さ飛ぶがんな〜

「ふ」

語句

品詞 意味 用例 備考
ふくし/ふくしい 名詞 裕福な家、金持ちな家のこと。 「あいづの家、ふくしなんだしけど」訳:「あの人の家は金持ちらしいよ。」  
ぶすぐれる 動詞(下一段 不機嫌になり口をきかない様子。 ぶすぐっちぇだんでわがんね。」
訳:「ぶすっとしていてはダメだ」
 
ふせる 動詞(下一段 食品などが腐る、腐敗する。 ふせくせ〜」
訳:「腐っている臭いがする。」
浪江地方の方言の可能性あり。同意語:「すせる」は原町で使用か?
ふだ 形容動詞
  1. 髪の毛の量が多い。
  2. 店の品揃えが豊富な様。
「豊富だ」の「ほう」が省略されたものだと思われる。
ふたえおどげ 名詞 二重あご。 「このおどふたえおどげになってきたした。」
訳:「赤ちゃん、二重あごになってきたね。」
「二重(ふたえ)」の「おとがい(あご)」が訛ったもの。
ふたつける 強調の接頭語+動詞(下一段 焚きつける。
ふたんじぇ 名詞+格助詞 二人で。 ふたんじぇ出がげる。」
訳:「二人で出かける。」
ぶっ/ふん/ぶん 強調の接頭語 破裂音・鼻音で始まる言葉の前につくことで語意を強調する。 破裂音・鼻音が苦手な相馬弁ならでは。
ぶっける 強調の接頭語+動詞(下一段 倒れる。転ぶ。 「急にぶっけった。」
訳:「急に倒れた。」
ぶっしゃせ 名詞、形容動詞 不幸。    
ぶったす 強調の接頭語+動詞(五段 刺す。    
ぶっつぁける 強調の接頭語+動詞(下一段 破ける。 発音は「ぶっつぁげる」。
ぶっつり 強調の接頭語+名詞 ぶっ続け。最初から最後まで。 ぶっつり付ぎ合ってくっちぇどうもね。」
訳:「最初から最後までお付き合いくださってありがとう。」
 
ふんごまる 動詞(五段 ぬかるみにはまる。   類義語:「ねこまる
ぶんしょう 名詞(食物) 鮭の子供。   漢字で「文正」
ぶんず 名詞 青アザ。    
ぶんず色 名詞 青アザの色。    
ぶんだす 強調の接頭語+動詞(五段
  1. 放り出す。
  2. 離縁する。
ふんのぼる 強調の接頭語+動詞(五段 踏んづける。
ぶんむぐる/ぶんまける 強調の接頭語+動詞(五段 ぶちまける。 「箱の中身ぶんむぐっちまった。」
訳:「箱の中身をぶちまけてしまった。」
類義語:「おんむぐる

一番上さ飛ぶがんな〜

「へ」

語句

品詞 意味 用例 備考
〜べ/〜っぺ 推量の助動詞特殊型 〜だろう。 「あいづはんぐ。」
訳:「あいつは行くだろう。」
語尾がラ行の動詞の場合につまって「〜っぺ」となる。「やる=やっぺ」「する=すっぺ」「来る=来っぺ」「投げる=投げっぺ」「怒る=怒っぺ」「蹴る=蹴っぺ」など。
表意・勧誘の助動詞特殊型 〜しよう。 「一緒にんぐ。」
訳:「一緒に行こう。」
へいがさ 名詞 塀。    
へえ 名詞
  1. 灰。
  2. ハエ。
   
へーぼ 名詞(昆虫) ハエ。   同意語:「はえぼ
へぐ 副詞 早く。   同意語:「はいぐ
へぐる 動詞(五段 負かす。打ち負かす。 へぐらっちぇも頑張ったど。」
訳:「負かされても頑張ったよ。」
同意語:「しょぐる
べご 名詞 牛。    
べごっこ 名詞 子牛。    
〜べした 断定の助動詞 〜だ。    
へずる 動詞(五段 削る。減らす。    
へたかす 名詞 へたくそ。   発音は「へだかす」。
へづまんね 強調の接頭語+形容詞 おもしろくない。つまらない。 「なんだがへづまんねした〜。」
訳:「なんだかちょっと面白くないね。」
「つまらない」よりも軽い意味で使用。
ぺったらこい 形容詞 平らな様。   同意語:「ぴったらこい
へでなし 名詞・形容動詞 いい加減な人。いい加減なこと。    
へら菜 名詞(食物) タイサイ。杓子菜。   「杓子」→「ヘラ」に転じた。
へらぐる 動詞(五段 へらへらとおしゃべりをする事またはその人。 へらぐってねぇで仕事しろ。」
訳:「おしゃべりしてないで仕事しなさい。」
 
へりっこ 名詞 へり。ふち。    
へりどえっこ 名詞 狭い隙間。   へりっこ(へり)」と「へりっこ(へり)」の「どえっこ(間)」が合わさったもの。
ぺろ 名詞 うどん。    
べろっと 副詞 すっかり。    
べんぞる 動詞(五段 反り返る。    

一番上さ飛ぶがんな〜

「ほ」

語句

品詞 意味 用例 備考
ほいちょ 名詞 包丁。
ほいづ 指示代名詞 それ。
人代名詞 そいつ。
ほう 副詞・感動詞 そう。 ほうが。」(語尾上がりの場合は疑問形)
訳:「そうか。」
 
ほうけねぇ 動詞+打消の助動詞 わからない。理解できない。 「何が何だが、ほぅげねぇ。」
訳:「何がなんだか、わからない。」
発音は「ほぅげねぇ」。
ほーたぶ 名詞 頬。
ほうなる 副詞+動詞(五段 そうなる。
ぽーぽい 形容詞 暖かい。 温かい。 「ぽかぽか」と「ほくほく」が混ざって出来たことば。最初は食べ物に使われたが、次第に広い意味で使われるようになった。
ほーろぐ 動詞(五段 紛失する。主に「落として失くす」こと。    
ほーろった/ほろった 動詞+時の助動詞 紛失した。失くした。「ほーろぐ」の過去形。    
ほげんちょも 接続詞 そうだけれども。しかし。   類義語:「だげんちょも」 /同意語:「んだげんちょも
ほこまる/ほこる 動詞(五段 チョコチョコと(バタバタと)動き回 って遊ぶ。はしゃぐ。 「ストーブの周りでほごまん (ほごん)な!」
訳:「ストーブの周りでちょこちょこするな!」
発音は「ほごまる」。相馬以外の地方では「ほこる」と言う所もある。
ほごりんこ 動名詞 チョコチョコと(バタバタと)動き回って遊ぶ事。    
ほしたい 形容詞 欲しい。
ほして 接続詞
  1. そうして。それで。
  2. 会話中、相手の言葉を促す。
「んだのがぁ、ほして?」
訳:「そうなのかぁ。それでその先は?」
同意語:「ほんで
ぼじょごわれる /ぼっこれる 他動詞(下一段 ひどく壊れる。ぶっ壊れる。 「パソコンぼじょごわっちゃ〜。」
訳:「パソコンぶっ壊れた〜。」
 
ほそび 名詞 ほくろ。
ほだが 副詞・感動詞+感動の終助詞 そうなのか。 ほだがぁ。」(語尾上がりの場合は疑問形)
訳:「そうなのか。」
反意語:「ほんねが
ぼっきる 動詞(五段 折る。 類義語:「おっきる
ぼっこす 自動詞(五段 ぶち壊す。乱暴に壊す。
ほっち 指示代名詞 そちら。そっち。 「どっちだ?ほっちが?」
訳:「どっちだ?そっちか?」
 
ほっちぐる 動詞(五段 ほじる。ほじくる。 「鼻メドほっちぐんな。」
訳:「鼻の穴ほじるのやめなさい。」
 
ほっちさ/ほっちゃ 指示代名詞+格助詞 そちらへ。そっちへ。   「ほっちゃ」は「ほっちさ」の短縮形。
ぼっと 名詞 謝る。謝罪。
感動詞 ごめん。
ほっぱれかぜ 名詞 おたふく風邪。 「頬が腫れる風邪」から。
ほまち 名詞 へそくり。
ほれ 指示代名詞 それ。
ほんか 名詞 客を通す部屋。客間。   したろ/したんど」から一段高い部屋。
ほんけ 連体詞+副助詞 その位。 「砂糖はこんけでいいが?」 「んだ、ほんけでいい。」
訳:「砂糖はこの位入れればいい?」「その位でいいよ。」
 
ほんこ 名詞
  1. 本当。
  2. 本番。
  1. 「うそんこじゃねくて、ほんこだ。」訳:「嘘じゃなく、本当だ。」
  2. 「次のゲームほんこね。」訳:「次のゲームは本番だよ。」
 
ぼんこ 名詞
  1. 木の実などの丸い物。
  2. ボタン。
   
ほんだがら 接続詞 だから。
ほんで 接続詞 それで。そして。 同意語:「ほして
ほんでね 接続詞+補助形容詞 そうではない。
ほんとっきゃ 副詞+名詞+系助詞 その時は。 「明日行げねがもしんねがら、ほんとっきゃ電話すっから。」
訳:「明日行けないかもしれないから、その時は電話しますから。」
 
ほんねが 否定の副詞・感嘆詞+感動の終助詞 そうではないのか。違うのか。   反意語:「ほだが

一番上さ飛ぶがんな〜  ホームさ戻っと。

 

 

SEO [PR] お金 ギフト  冷え対策 わけあり商品 動画無料レンタルサーバー ブログ SEO