り  る  れ  

 

     

 

相馬地方の方言集 「こ」  53

語句

品詞

意味

用例

備考

こいづ

指示代名詞

これ。

「こいづ持ってんげ。」
訳:「これ持って行きなさい。」

 

人代名詞

この人。

「こいづさ渡しとげ。」
訳:「この人に渡しておきなさい。」

 

こうのけ

名詞

まゆ毛。

 

発音は「こうのげ」。

こぅ

動詞(命令)

来い。

「へぐ来ぅ。」
訳:「早く来い。」

 

ごーごにする

動詞(五段

いためつける、むごく扱う。

 

 

ごえらさ

形容動詞

急に。

「ごえらさ戻る。」
訳:「急に振り向く。」

主に相馬・鹿島地区で使われる。

こぎる

動詞(五段

値切る。

 

 

こく

動詞(五段

告げること。何かを言うこと。

 

主に、「嘘こぐ」など、話すことを表す名詞に続く。発音は「こぐ」。
「こぐなよ」と否定命令の場合は「嘘をつくなよ」の意。

こけら

名詞

うろこ。

 

 

こごる

動詞(五段

凍える。

 

 

こさがし

接頭語+名詞

戸棚の中のおやつ、お菓子などを探すこと。

 

 

こじぐれてる

動詞(下一段

  1. ひねくれている。すねている。
  2. 植物などが萎縮している様。

 

発音は「こじぐれでる」。

動詞(下一段

鳥などがヒナをかえすために卵を抱くこと。

 

 

ごしなんさん

名詞

仲人。

 

 

こじはん/こびる

名詞

午前中、朝食と昼食の間に摂る軽食。おやつのようなもの。

「小腹減ったがらこじはん食うべ。」
訳:「小腹減ったから軽く何か食べよう。」

「小(こ)昼(ちゅう)飯(はん)」が訛ったもの。

こしゃいう

動詞(五段

生意気を言う。

 

「こしゃく」から。

こしゃがる/こしゃげる

動詞(ごしゃがる:五段/ごしゃげる:下一段

出来上がる。

 

 

ごしゃがれる

動詞(下一段

怒られる。

 

 

ごしゃぐ

動詞(五段

怒る。

 

 

ごしゅうぎ

名詞(儀式)

結婚式。

 

 

こすたかり

名詞

けち。

 

共通語の「狡い」からきている。発音は「こすたがり」

ごせやく/ごせっぱらやける

動詞(ごせやく:五段/ごせっぱらやける :下一段

腹が立って気分が悪い。頭に来る。

 

発音は「ごせやぐ」「ごせっぱらやげる」。

こせーる/こしゃる

動詞(下一段

こさえる。こしらえる。作る。

 

 

こそっと

副詞

静かに。そっと。

「こそっと置ぐ。」
訳:「そっと置く。」

同意語:「そろかに/そろかと

ごたぎさー

形容動詞

ご苦労、大儀、の老人語。

 

 

こだに

指示代名詞+比況の助動詞

このように。こんなに。

 

 

〜ごちら

接尾語

〜ごと。〜と共に。

「魚は骨ごちら食う。」
訳:「魚は骨ごと食べる。」

 

こつけぇ

名詞

小遣い。

 

 

こったばき

名詞

嘔吐物。

 

 

こっちさ/こっちゃ

指示代名詞+格助詞

こちらへ。

「こっちゃ来ぅ。」
訳:「こちらへ来なさい。」

「こっちゃ」は「こっちさ」の短縮形。

ごっつぉ/ごっそ

名詞

ごちそう。

 

 

ごっつぉんなる

動詞(五段

ごちそうになる。

 

 

こでっしり/こでっちり

形容動詞

量がたくさんある様。

程度が甚だしい様。

「こんなにご飯こでっしりわげらっち、食わんにぇなぁ。」
訳:「こんなにご飯をたくさん分けられたら食べられないよ。」

類義語:「しにぎり」「ぎっちら/ぎっちり

こでらんにぇ

動詞(五段) +可能の助動詞(未然)

たまらない。堪えられない。

「渋いお茶に玉羊羹の取り合わせはこでらんにぇ。」
訳:「渋いお茶に玉羊羹の取り合わせはたまらなくいい。」

 

こどもだまし

名詞

子守り。

 

同意語:「おどだまし

こま

名詞

少しの間。

 

 

ころのみ

名詞

食べ物を噛まずにかたまりのまま飲み込んでしまうこと。

「ころのみしたらしっぱめっと。」
訳:「噛まずに飲み込んだらむせるよ。」

けろのみ」とも言う。

こわい

形容詞

疲れる。

「坂登ってこわい。」
訳:「坂を登って疲れた。」

「こえぇ」と発音することが多い

ごんきもち

名詞

げんこつ。

 

発音は「ごんきもぢ」

こんけ

連体詞+副助詞

この位。

「砂糖はこんけ入れればいいが?」
訳:「砂糖はこの位入れればいい?」

 

こんげえる

動詞(下一段

転ぶ。倒れる。

「ゆんべの風で杉の木こんげぇった。」
訳:「昨夜の風で杉の木が倒れた。」

 

こんこまんま

名詞

いなり寿司。

 

共通語で「お稲荷さん」と言うところから。 「狐の鳴き声(こんこん)のご飯(まんま)」。主に相馬地区で使用。

ごんの

名詞

落ち葉。(特に松葉)

「風呂の焚きつけにすっから、山さ行ってごんのかっぱらってこい」訳:「風呂の焚きつけにするから、山に行って落ち葉を拾ってきなさい。」

 

ごんのさらい

名詞

落ち葉拾い。

「ごんのさらいさんぐ」訳:「落ち葉拾いに行く」

 

こんま

名詞

馬。子馬。

 

「駒」から

〜ごんじゃ/〜ごんじゃら

接続助詞

〜したら。〜したなら。〜すれば。

「こご掃除したごんじゃ、遊んでもいいが?」
訳:「ここを掃除したら遊んでもいい?」

過去形の動詞の後に続ける。

こんだら事

形式名詞

このようなこと。

 

 

ごんぼ

名詞

ごぼう。

 

 

 

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