り  る  れ  

 

     

 

相馬地方の方言集 「し(2)」  87語 「(1し〜」と「(2て〜」の2ページに分かれています。

語句

品詞

意味

用例

備考

〜してみせ

動詞(サ変連用形)+動詞を補助する接続助詞+動詞(上一段

〜してみて。

「料理してみせ。」
訳:「料理をしてみて。」

 

しとうつ/しとぶつ

動詞(五段

おふかしやおこわをふかす時、(小豆の煮汁を注ぐなどをして)湿り気をもたせ色をつけること。

しなっこい

形容詞

やわらかい感触。

生のイカのような感触を例える。

しにぎり

副詞

非常にたくさん。しこたま。

「お煮しめしにぎり作っちまった。」
訳:「お煮しめすごくたくさん作っちゃった。」

漢字で「死にぎり」と書く。「死ぬほどいっぱい」と言う意味。類義語:「こでっしり」「ぎっちら/ぎっちり

〜しねっか/〜しねっきゃ

動詞+接続助詞(順接の仮定条件)

〜しなければ。

 

 

しぱぐった/しぱぐっちゃ

動詞(五段・過去形)

し損なった。

しぴた

名詞

野菜や果物のヘタ。

「ナスのしぴた」訳:「ナスのヘタ」

同意語「しっぺた

しびらっこい

形容詞

しぶとい。我慢強い。

しほんこ

名詞

歯が4本の備中鍬。水田などの粗起こしに用いる。

 

類義語「さんぼんこ

しみらかす

動詞(五段

凍らせる。

 

主に保存食品(凍み餅、凍み豆腐など)を作るために凍らせる事を言う。 発音は「しみらがす」。

しみる

動詞(上一段

凍える。「冷える」の最上級の表現。

「一晩中外さ居だら、しみっちまう。」
訳:「一晩中外にいたら凍えちゃう。」

 

しゃえ

動詞(命令)

拾え。拾いなさい。

〜しゃ

目的・対象の格助詞

〜に。

「引き出っしゃ入れる」訳:「引き出しに入れる」
「ボーリングやっしゃんぐ」訳:「ボーリングをやりに行く」

 

しゃじぎ

名詞

大粒の雨が音を立てて降る様子。土砂降り。

しゃじぎに降ってるした〜」
訳:「物凄い雨が降っているね。」

 

しゃで

名詞

実弟。

 

共通語の「舎弟」から来ているが、「舎弟分」「義弟」の意味では使わない。

しゃっぱぐれる/しゃばぐれる/しゃっぱこぐ

動詞(しゃっぱぐれる・しゃばぐれる:下一段/しゃっぱごぐ:五段

しらを切る。しらばっくれる。

しゃばぐっちぇんな。」
訳:「しらばっくれてるんじゃない。」

「しゃっぱこぐ」は最近の若者方言。

しゃっぽ

名詞

帽子。

 

フランス語で帽子を「シャッポ」と言うところから。主に小高町で使用。同意語:「ちゃっぽ(小高以外の地域で使用)」

しゃね

動詞(否定)

知らない。

「俺はしゃねな。」
訳:「私は知らないな。」

 

しゃんぷり

名詞

知らぬ顔。知らないふり。

しょいわけ

名詞

遺品分配。形見分け。

発音は「しょいわげ」。

じょう

名詞

よい子。利口。

 

「上」から来ていると思われる。

じょうぐち

名詞

公道から母屋までの道。門から母屋までの道。 敷地の入り口から家屋までの道。

「あの家はじょうぐぢ長いなぁ。」
訳:「あの家は門から玄関まで長いなぁ。」

農家のつくりは一般的に公道から母屋までの道のりが長い。 発音は「じょうぐぢ」。

しょうしい

形容詞

恥ずかしい。

「しょうし」と発音することも。

しょうねぇ

形容詞

仕方ない。

「う」の発音は弱く。同意語:「ししょね

じょうまご

名詞

よく出来た孫。

しょぐる/しょんぐる

動詞(五段

負かす。打ち負かす。

しょぐらっちぇも頑張ったど。」
訳:「負かされても頑張ったよ。」

鹿島以北、相馬などで使われる。同意語:「へぐる

しょごる

動詞(五段

子供のオムツ換えの最中におしっこをされてしまうこと。

「早ぐオムツつけねどしょごらいっと。」
訳:「早くオムツをつけないとおしっこされちゃうよ。」

〜しらいる

受身の助動詞

〜される。

「おねだりしらいる。」
訳:「おねだりされる。」

 

可能の助動詞

〜できる。

「勉強を教えらいる。」
訳:「勉強を教えることが出来る。」

 

しらう

動詞(五段

拾う。

 

 

しりめど

名詞

肛門。

 

「尻の目処(穴)」から。同意語:「けつめど

じんぎする

動詞(サ変

遠慮する。

しんけいたかり

名詞

気違い。

発音は「しんけたがり」

じんじょうでない

名詞(野馬追い用語)

反則。

漢字では「尋常でない」と書く。

しんだ

動詞(サ変)+断定の助動詞

〜するのだ。

「今日は家の掃除しんだど。」
訳:「今日は家の掃除をするんだよ。」

同義語:「〜すんだ」どちらを使用してもよい。

じんだら

名詞

地面を平らにすること。

「せっかぐうなった畑子供たちがほごまってじんだらにしちまった。」
訳:「せっかくうなった畑を子供たちがちょこちょこと遊びまわって平らにしてしまった。」

 

しんな

動詞(サ変)+禁止の終助詞

〜するな。

「ほんなごどしんな。」
訳:「そんなことするな。」

同義語「〜すんな」どちらを使用してもよい

 

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