語句

接頭・接尾の別

用法

例

おっ

接頭

主にか行・た行の動詞について語意を強調する。

おっこむ（取り込む）・おっつける（押し付ける）

おん

接頭

主にな行・ま行の動詞について語意を強調する。

おんなる（おいでになる）・おんむぐる（ひっくり返る）

かた（方）

接尾

動詞について方法やありさまを表する、または動作を行う係りを表す。

蹴り方（蹴る方法、または蹴る係り・蹴る担当）

かっ

接頭

主にた行・ば行の動詞について語意を強調する。

かったてる（かき混ぜる）・かっぺる（滑る）

かぶ

接尾

体の一部をあらわす名詞につく。

しじゃかぶ（ひざ小僧）

かん

接頭

主にま行の動詞について語意を強調する。

かんます（かき混ぜる）

くっ

接頭

主にた行の形容詞について語意を強調する。

くったさってる（刺さっている）

くん

接頭

主にだ行の動詞について語意を強調する。

くんだす（吐き出す）

けっ

接頭

主にぱ行の動詞について語意を強調する。

けっぺずる（削る）

こい

接尾

形容詞につく。

めんこい（かわいい）

ごい

接尾

形容詞につく。

めんこい（かわいい）

っこ

接尾

小さいものをあらわす名詞、場所をあらわす名詞につく。

べごっこ（子牛）・かどっこ（角）

こ

接尾

体の一部をあらわす名詞につく。

びんこ（もみあげ）

っこい

接尾

形容詞につく。

ぴったらこい（平たい）

しっ

接頭

主にた行・ぱ行の動詞・ぱ行の名詞について語意を強調する。

しったぎる（引きちぎる）・しっぱたく（ひどく叩く）・しっぱね（泥はね）

すっ

接頭

主にた行の形容詞について語意を強調する。

すっとがった（とても尖った）

すん

接頭

主にな行の動詞について語意を強調する。

すんぬける（すり抜ける）

ずん

接頭

主にな行の動詞について語意を強調する。

ずんのめる（前のめりに転ぶ）

た

接尾

体の一部をあらわす名詞、小さいもの・細かいものを表す名詞につく。

ももた（太もも）・あくた（灰汁）

たった

接尾

助動詞について過去の説明をしたり、回想を表す。

したった（していた・したものだ）

だった

接尾

動詞について過去の説明をしたり、回想を表す。

言ったった（言っていた・言ったものだ）

たり

接尾

数詞について人数を表す。

よったり（四人）

つっ

接頭

主にた行の形容詞・ぱ行の動詞について語意を強調する。

つっとがった（とても尖った）・つっぺる（滑る）

つん

接頭

主にな行・ま行の動詞について語意を強調する。

つんぬける（すり抜ける）・つんむぐる（誤って水に落ちる）

でん

接頭

主にか行の名詞・が行・ま行の動詞について語意を強調する。

でんころ（小さい丸太）・でんむぐる（もらす）

どっ

接頭

主にか行の動詞について語意を強調する。

どっくむ（仲間になる）

とん

接頭

主にだ行の動詞について語意を強調する。

とんづく（届く）

どん

接頭

小さいものをあらわす名詞につく。

どんころ（小さい丸太）

ひっ

接頭

破裂音・鼻音で始まる言葉の前につくことで語意を強調する。

ひっぺえる（配る）

びっ

接頭

破裂音・鼻音で始まる言葉の前につくことで語意を強調する。

びったらこい（平たい）

ぴっ

接頭

破裂音・鼻音で始まる言葉の前につくことで語意を強調する。

ぴったらこい（平たい）

ひん

接頭

破裂音・鼻音で始まる言葉の前につくことで語意を強調する。

ひんぬく（引き抜く）

ぶっ

接頭

破裂音・鼻音で始まる言葉の前につくことで語意を強調する。

ぶったす（刺す）

ふん

接頭

破裂音・鼻音で始まる言葉の前につくことで語意を強調する。

ふんのぼる（踏んづける）

ぶん

接頭

破裂音・鼻音で始まる言葉の前につくことで語意を強調する。

ぶんだす（放り出す）

っぽ

接尾

場所をあらわす名詞につく。

かどっぽ（角）

ら

接尾

人代名詞について複数を表す。

やろめら（男の子たち）

んち

接尾

数詞について日数を表す。

しごんち（四、五日）