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1月19日読売新聞福島版より


ネットで発信 おらほの方言


新聞記事の画像です。 おらほの言葉、インターネットで――。
 県内の方言をテーマにしたホームページ(HP)が、人気を集めている。各地域の方言の紹介のほか、標準語を入力すると福島弁に変換されるサービスもあり、その内容は様々だ。
 川崎市在住の主婦、鈴木優香子さん(30)は、「相馬弁保存会」と題したHP(http://www.geocities.co.jp/HeartLand‐Sumire/9974/)を開設している。紹介しているのは、出身地の原町市を中心にした相馬地方の方言。当初は多くても一日十数件程度だったアクセス数が、最近では百件を超えることもある。方言にまつわる失敗談などを掲示板に書き込んでいく人も多いという。
 方言に興味を持つようになったのは大学生のころ。ごみを捨てることを「なげる」と言ったことに、友人が驚いたことがきっかけだった。首都圏出身の夫との会話で隔たりを実感することもしばしばで、「ドアを開けっ放しにすることを『けつぬけ』と言って通じなかった」と笑う。
 現在は子育ての傍ら、方言関係の書籍を参考にしながら内容を充実させる毎日。「人には言えない失敗談も気軽に話し合えるのがインターネットのいいところ。これからも地元の言葉の良さを全国に発信していきたい」と話している。
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 一方、「方言の変換サービス」を提供するのは福島市野田町の金融機関職員寺沢光雄さん(50)。自らのHP(http://www.ht‐net21.ne.jp/~terasawa/)の中の「炎のふくしま弁」と題したコーナーは、標準語の言葉を入力すると、福島弁での表現に自動的に変換されるようになっている。現在は六百語程度を網羅しているが、「ゆくゆくは千語ぐらいにしていきたい」と意気込む。
 もともとは趣味の温泉巡りを紹介するHPを作っていたが、次第に「地元の雰囲気を言葉を通じて紹介したい」という思いが強くなり、他のHPで紹介されていた関西弁の変換プログラムを参考に変換コーナーを作成した。利用者からは「福島にいたころを懐かしく思い出した」などのメールが寄せられているほか、全国の変換サイト開設者との交流も始まっている。寺沢さんは「気軽に利用して、福島への熱い思いを感じ取ってもらえれば」と話している。
 半沢康・福島大助教授(方言学)は「個人のHPを作る上で、方言が自分や地域をアピールする有力な手段という意識が出てきている。日常会話であまり使わなくなる反面、方言に関する興味や関心が逆に高まっているのではないか」と話している。
 

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