この地方に昔から伝わる風習をご紹介します。
おふるまい かごんま さけつぎ 地固め(じがため) 後見(あとみ) かせどり・とりおい おどぶるまい 歳暮に新巻鮭 年取り魚
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*おふるまい
結婚披露宴。
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*かごんま(籠馬) 情報提供:さとぽんさん、ようちゃん、みにちゃこさん、JOYさん
結婚披露宴で、新郎新婦入場の際にお先乗が触れ回る事。新郎の友人(男性)が「○○(新郎の名前)の嫁っこがきたぞ〜」と言い、酒を注ぎながらテーブルを回る。
昭和30年代までは自宅での結婚式&披露宴がほとんどだった為、嫁をもらう家の関係者が一升瓶をぶら下げ、いい感じに酔っ払って道々酒など振舞いながら、お嫁さんを迎えに行く事を「かごんま」と言っていた。
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*さけつぎ 情報提供:JOYさん
結婚式で三々九度の杯にお酒を注ぐこと。またはその人。雄蝶雌蝶。
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*地固め(じがため) 情報提供:ようちゃん、みにちゃこさん
結婚式前夜に新郎新婦の親類縁者や友人が集まって催す宴会。新郎、新婦それぞれ別に行う。
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*後見(あとみ) 情報提供:きなこさん
結婚披露宴当日、お開きの後で、新郎新婦それぞれの実家で催す小宴会。
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*かせどり・とりおい 情報提供:ようちゃん、みにちゃこさん、さとぽんさん
厄払いの行事の一つ。
1.
厄年の人の家に仮装をした人々が行き、踊ったりお払いをする。来られたほうではご祝儀を出し、ご馳走を用意して振舞う。その家で来客があれば粗品を用意して出す。
地区によってはその年の厄年の方を集め、神楽をやる地区もある。派手になったのは近年という説も。
2.
厄年の人がいる家では厄払いに宴会を開く。正月2日または3日にやることに意味があるそうで、元旦の翌日に宴会を開くことにより、厄神様に「もう次の正月が来て1年過ぎました、厄年は過ぎました」と思わせて、他に行ってもらう為だとの説がある。
*おどぶるまい
誕生後、初めて赤ちゃんを親戚や親しい人にお披露目する行事。
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*歳暮に新巻鮭 情報提供:さとぽんさん
鮭は生まれた川に帰って産卵することから、嫁入り先から実家に歳暮として新巻鮭を贈る。
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*年取り魚 情報提供:さとぽんさん、みにちゃこさん、ようちゃん、きなこさん
大晦日の夕食のおかずに焼いた塩鮭の切り身と子持ちカレイの煮付けを挙げる。
相馬ではマコガレイが一般的だが、山手に住んでいる方は石ガレイを好む傾向にある。宮城県ではナメタガレイが一般的。
年取り魚に気合いを入れる反動なのか、お正月の朝ご飯は、けんちん汁に納豆とご飯、というのが決まりで、おせちやおもちはお昼以降でないと食べない。二宮御仕法の「贅沢はいかん」という教えの名残だとの説あり。
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